トランプ氏、メディア「敵視」の非難再開-ユダヤ教礼拝所銃撃で

トランプ米大統領は再びメディアを「国民の敵」と表現した。一方で、先週CNNや民主党有力者に爆発物とみられる不審物が送られた事件や、27日にペンシルバニア州ピッツバーグのユダヤ教礼拝所で起きた銃乱射事件を受けて、大統領は団結を呼び掛けていると側近らは主張している。

  トランプ氏は29日にツイッターに、「国民の真の敵である偽ニュースメディアは、あからさまで疑う余地のない敵対行為をやめ、ニュースを正確かつ公正に報じなければならない」と投稿した。

  ピッツバーグでの銃乱射事件では11人が死亡、その多くは高齢者だった。当局はヘイトクライム(憎悪犯罪)として捜査。容疑者は、難民の再定住を支援するユダヤ系非営利団体が「呼び込んだ侵入者が、米国民を殺している」とソーシャルメディアに投稿したとされる。

  先週起きた一連の爆発物送付事件を巡っては、トランプ大統領は26日に「今度はこの『爆弾』問題の影響で勢いが大きく減速している。ニュースは政治を伝えていない」とし、「今起きているのは非常に残念な状況だ。共和党員は投票すべきだ!」とツイートした。

  こうした中、ペンス副大統領やホワイトハウス当局者らは、トランプ氏の発言が国の分断をもたらしているといった見方を打ち消そうとしている。ニールセン国土安全保障長官は、暴力が米国に根付くのを決して許さないと大統領は「極めて明確」に述べていると発言した。

原題:Trump Revives ‘Enemy’ Label Against Media After Synagogue Attack(抜粋)

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