9月失業率、2カ月連続改善-有効求人倍率44年8カ月ぶり高水準

更新日時
  • 15-64歳就業率は77.3%、1968年1月以来の高水準-総務省
  • 失業率は今後もう少し下がる可能性もある-みずほ証の宮川氏

総務省が発表した9月の失業率は2カ月連続で改善した。厚生労働省が発表した有効求人倍率は3カ月ぶりに上昇し、1974年1月の水準に並んだ。

キーポイント
  • 有効求人倍率は1.64倍(ブルームバーグ調査の予想中央値は1.63倍)-前月は1.63倍
  • 完全失業率は2.3%(予想は2.4%)-前月は2.4%


エコノミストの見方

  • みずほ証券の宮川憲央シニアエコノミストは電話取材で、「日本の労働市場は引き続きひっ迫し、日本経済の回復を確認させるものとなっている。かなり良いレベルまできているが、今後もう少し下がる可能性もあるだろう」と分析。「日銀としては、労働需給がひっ迫し、賃金上昇、そして物価がゆるやかに2%に向かっていくというメインシナリオを変える必要はなく、日銀にとっては良い数字」との見方を示した。
  • SMBC日興証券の宮前耕也シニアエコノミストはメモで、「7-9月期に自然災害が頻発、経済活動が停滞した影響で、有効求人数は6月をピークに減少傾向にある」と指摘する一方、「有効求職者数の減少が続き、求人倍率を押し上げている。景気が多少悪くなっても、人手が不足する状況に陥っている」と述べた。

詳細

  • 正規の職員・従業員数は前年同月比7万人増、非正規は115万人増-総務省
  • 男性の失業率は前月から0.1ポイント低下の2.4%、女性は2.3%で横ばい-総務省
  • 非労働力人口は前年同月比103万人減-総務省
  • 完全失業者数は前月比4.2%減の160万人-総務省
  • 15-64歳の就業率は77.3%と1968年1月以来の高水準。女性の就業率上昇が主にけん引-総務省担当者
  • 正社員の有効求人倍率は1.14倍で、前月を0.01ポイント上回った
(アナリストの見方を更新、統計の詳細を追加します.)
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