Photographer: Tomohiro Ohsumi

中国人民元、再び為替市場の主役か-資本流出懸念で元安見込む動き

  • 対ドルで元安進行なら資本流出招くかなりのリスク-プラサド氏
  • 1ドル=7元台目指す市場の圧力があれば当局は容認へ-フェルズ氏
Photographer: Tomohiro Ohsumi

数週間にわたり静かな動きが続いた中国人民元が再び外国為替市場の主役になりつつある。  

中国人民銀行の潘功勝副総裁

写真家:Qilai Shen / Bloomberg

  人民元は26日の取引で重要なサポート水準である1ドル=7元に迫る下げとなった後、若干持ち直した。それまでは10月に入り1%程度の狭い範囲内での変動が続いていた。資本流出圧力の高まりを背景に元安を見越したポジションが再び積み上がりつつある。

   

  国際通貨基金(IMF)の中国担当責任者を務めた経験を持ち、人民元の台頭に関する著書もあるエスワール・プラサド氏は「対ドルでさらに人民元が下落すれば、米国の関税措置による打撃を和らげるだろうが、相当な資本流出を引き起こすかなりのリスクにさらされる」と指摘した。

  米パシフィック・インベストメント・マネジメント(PIMCO)のグローバル経済アドバイザー、ヨアヒム・フェルズ氏は香港でのインタビューで、「1ドル=7元台を目指す市場の圧力があれば、恐らくそうなることが容認されるだろう」としながらも、「資本流出が加速するリスクがなお存在する」と述べ、中国人民銀行(中央銀行)が「元の下落ペースを少なくとも滑らかにしたい理由がそこにある」と説明した。

Seven Around the Corner?

New put options betting yuan will drop beyond 7 surge in October

Sources: DTCC, Bloomberg

原題:China’s Yuan Nears Decade Low as Brief Period of Calm Ends (1)(抜粋)

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