大和証券の7-9月純利益は178億円、前年同期比44%減

更新日時
  • 委託手数料は12%減、引き受け・売り出し手数料は52%減
  • 株式販売手数料などが落ち込み、ホールセール部門も不振

Photographer: Kiyoshi Ota / Bloomberg

Photographer: Kiyoshi Ota / Bloomberg

大和証券グループ本社の7-9月期(第2四半期)連結純利益は前年同期比44%減の178億円となった。株式の販売手数料などが落ち込んだほか、ホールセール部門も不振となり、収益を押し下げた。

  中間配当は1株当たり12円とし、前年の中間配から1円の減配とした。リテール部門の営業収益は日本株取引や債券収益の減少が響き、7.7%減の473億円。また、ホールセール部門では、前年同期に日本郵政株の二次売却で主幹事を務めた反動で、エクイティの引き受け手数料が76%減少した。既存投資案件の再評価に伴い損失を計上し、投資部門は18億円のマイナスに転落した。

  7-9月期の日経平均株価は8.1%上昇したものの、ブルームバーグのデータによると、同期の東証1部の1日当たり売買高は平均で13億5924万株となり、前年同期比で19%減少していた。

  東証のシステム障害の影響について、小松幹太最高財務責任者(CFO)は、同日の記者会見で「損益上はマイナスではあるが、かなり限定的だった」と述べた。損失補てんの請求は「検討しないといけない」としながら、業界として東証と再発防止策を議論する方がより大切だとの考えを明らかにした。

中田誠司社長

Photographer: Akio Kon/Bloomberg

第2四半期の主な収益:

  • 営業収益は2.3%減の1726億円
  • 委託手数料は12%減の148億円
  • 引き受け・売り出し手数料は52%減の62億円
  • 募集・売り出し手数料は32%減の74億円
  • トレーディング損益は17%増の271億円
(会見内容や数値を盛り込み、更新しました.)
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