ブラジルは極右政治の新時代へ、大統領選決選投票でボルソナロ氏優勢

  • 28日の決選投票を前に公表された世論調査はボルソナロ氏がリード
  • 左派のアダジ候補、労働党の汚職事件への世論の反発払拭できず

28日のブラジル大統領選挙決選投票では、景気低迷の中で国有企業の民営化と銃所有の自由化、熱帯雨林の採掘を求める元軍人のジャイル・ボルソナロ氏が選出される可能性が高く、同国は急速に右傾化が進みそうだ。

  選挙戦では世論が対立し、ボルソナロ候補(63)がナイフで刺される事件が起きたほか、偽ニュースが相次いだ上、最有力候補だったルラ元大統領が汚職問題で収監された。ルラ氏が後継者に選んだ左派候補フェルナンド・アダジ元サンパウロ市長(55)は、労働党(PT)の汚職事件に対する国民の怒りをほとんど払拭(ふっしょく)できていない。

10月28日に投票所で妻と写真撮影に応じたボルソナロ候補

フォトグラファー:Ricardo Moraes / AFP via Getty Images

  ボルソナロ氏は最近の調査で支持がやや低下したものの、決選投票前日に公表されたMDAとダータフォリャによる世論調査結果では圧倒的なリードを維持。ダータフォリャによれば、同氏の支持率は55%で、アダジ氏は45%だった。

28日に投票に到着したアダジ候補

フォトグラファー:Patricia Monteiro / Bloomberg

原題:Brazil on Course to Usher in New Era of Hard-Right Politics (2)(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE