トランプ政権が貿易問題除外を検討、G20での米中首脳会談-関係者

  • 貿易を巡る中国への関与に通商アドバイザーの一部が難色
  • 関税応酬が双方の経済に影響、正式議題から外れても協議不可避か

トランプ米大統領と中国の習近平国家主席が来月の20カ国・地域(G20)首脳会合に合わせて開く予定の首脳会談で、ホワイトハウスが貿易問題を議題から外すことを検討している。事情に詳しい関係者2人が明らかにした。

  協議が公になっていないとして匿名を条件に話した関係者の1人によると、米国側の交渉要求リストに中国政府が真剣に取り組む姿勢を示すまで、貿易について中国と関わることにトランプ大統領の通商アドバイザーの一部が難色を示している。

トランプ米大統領と中国の習近平国家主席(2017年11月9日、北京で)

フォトグラファー:Nicolas Asfouri / AFP via Getty Images

  ただ、正式な議題から貿易が除外されたとしても、関税の応酬が米中の経済を下押ししており、首脳会談で議論を回避するのは難しいかもしれない。

  クドロー米国家経済会議(NEC)委員長は23日、米中首脳がブエノスアイレスで11月30日-12月1日に開かれるG20会合で「少しだけ」会うと説明。一方、ホワイトハウスのサンダース報道官は25日、米中首脳会談についてまだ計画段階だと指摘した。

  だが、別の当局者は首脳会談の議題から貿易問題を外すことが真剣に検討されているとの見方を否定。トップレベルでそれが議論されているとは承知していないと述べた。

  トランプ政権の一部は、米中首脳がG20での会合で一種の停戦で合意する可能性にも備えている。1つの可能性として来年1月に計画する追加関税率の引き上げ延期が挙げられている。

原題:U.S. Said to Consider Nixing Trade From Trump-Xi Meeting Agenda(抜粋)

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