イタリア:S&Pの格下げ回避-見通しは「ネガティブ」

  • 「BBB」に据え置き-投機的格付けを2段階上回る
  • ムーディーズは先週、イタリアの信用格付けを引き下げていた

S&Pグローバル・レーティングは26日、イタリアの信用格付けを「BBB」に据え置くと発表した。見通しは「安定的」から「ネガティブ(弱含み)」に引き下げた。

  S&Pによる今回の変更は予想されていたほど大幅ではなかった。「BBB」はジャンク級(投機的格付け)を2段階上回る。ムーディーズ・インベスターズ・サービスは先週、イタリアを格下げし、投機的格付けを1段階上回る水準としたが、見通しは「安定的」に設定していた。

  S&Pは発表文で、「イタリア政府の経済・予算計画は民間セクターへの投資を押し出すことになり、同国の経済成長を弱める恐れがある」と指摘。「同計画はイタリアの従来の持続的な財政再建の道筋の転換を示し、過去の年金制度改革を一部緩める」とも記した。

  一方、イタリアのディマイオ副首相はツイッターで、「格付け各社は国民の福祉を評価するわけではないが、政府に反対し続けるためにS&Pの判断を待っていた者にとっては悪いサプライズになった。イタリアの格付けが維持された」と表明。「われわれは前に進む。変化が起きる」と書き込んだ。

原題:Italy Escapes a Second Rating Downgrade a Week After Moody’s (1)(抜粋)

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