【NY外為】円上昇、株安で逃避需要集まる-ドルは軟調

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26日のニューヨーク外国為替市場では、円が主要通貨に対して幅広く上昇。企業業績に対する懸念で世界的な株安となる中、逃避需要を受けて対ドルで1カ月ぶりの高値となった。週間ベースでも主要10通貨の全てに対して上昇している。こうした中、日本の財務省幹部が市場を注視していると発言した。

  ユーロは対ドルで2カ月ぶり安値を付けた後に反転。クロス取引のほか、ドルが幅広い通貨に対して弱含んだことを背景にユーロは値上がりした。イタリアのディマイオ副首相がドラギ欧州中央銀行(ECB)総裁の忠告に対して「状況を悪化させている」と反発。これに対しドラギ総裁は、中銀が信頼に足るかどうかは独立性で決まると発言した

  ドルは対円で下落。ストップロスの売りが出て、一時0.9%安の113円38銭まで下げた。ユーロは対円で1%下げた後、0.2%安まで下げを縮めた。週間では5週続落となった。

  財務省の浅川雅嗣財務官によると、同省と金融庁、日本銀行は日本時間の26日午後、幹部らによる情報交換会合を開催。為替への波及も含めて現状の金融市場全体の分析をし、市場の動きを緊張感を持ち注視すること確認した。これが報じられると円は売られ、上げを縮めた。

  ニューヨーク時間午後5時現在、主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数は0.3%低下。ドルは対円では0.5%安の1ドル=111円91銭。ユーロはドルに対して0.3%高の1ユーロ=1.1403ドル。

欧州時間の取引

  欧州時間にはドルが上昇を維持。リスク選好度が試される中、ドル指数は2017年6月以来の高値水準を維持した。

原題:Yen Gains as Growth Concerns Roil Equity Markets: Inside G-10(抜粋)
Dollar Sees Best Momentum Since April Amid Risk Off: Inside G-10

(リードを書き換え、第3・4段落を追加します.)
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