英ロールス・ロイス:エアバス向けエンジン生産で問題、大幅な遅延

  • A330ネオ向けに30基納入する約束、「はるかに及ばない」
  • ロンドン市場で株価は一時14%安、エアバスも大幅下落

英ロールス・ロイスは、エアバスの新型ジェット機A330ネオ向けのエンジン生産で問題が生じていることを明らかにした。

  同社は従業員宛ての書簡で、月末までに納入できる「トレント7000」エンジンが10基にとどまるとし、「技術およびオペレーションの面で問題」が起きていると説明した。ロールス・ロイスはエアバスがA330ネオを航空会社に対して年内に15機引き渡せるよう、10月末までに同エンジンを30基納入する約束を交わしていたが、これには「はるかに及ばない」と述べた。

ロールス・ロイスの航空機エンジン「トレント7000」

Source: Rolls Royce

  ロールス・ロイスはボーイングの787ドリームライナー向けに供給するエンジン「トレント1000」でも設計上の欠陥が見つかっており、いっそう厳しい状況に追い込まれそうだ。A330ネオは当初の計画から約1年遅れ、数週間以内の就航が見込まれていた。

  同社の株価はロンドン時間で急落、一時14%安と3年ぶりの下落率を記録。エアバスも大幅に下げている。今月31日に7-9月(第3四半期)決算の発表を予定しているエアバスはコメントを避けた。

原題:Rolls-Royce Says It’s ‘Far Short’ of Engines for New Airbus Jet(抜粋)
Rolls-Royce Falls Most in 3 Years, Leads Industrial Stocks Lower

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