JPモルガンに非公開の罰則、長期にわたり事業拡大を抑制-関係者

  • 米通貨監督庁が新たな州での支店開設を禁止-銀行規制違反への罰則
  • オバマ政権時代の銀行規制、トランプ政権が緩和

オバマ前米政権から約6年間にわたって米銀JPモルガン・チェースを縛り付けた非公開の制限を緩和したのはトランプ政権だった。

  事情に詳しい関係者が匿名で述べたところによると、オバマ政権は銀行規制に違反したJPモルガンへの懲罰的措置として、新たな州での支店開設を禁じた。この措置がこれまで公にされたことはない。匿名を条件に述べた関係者は、JPモルガンが今年に入って全米で支店網拡大を目指す計画を発表できたのは、トランプ政権が2012年に導入された制限を緩和したおかげだと語った。

  JPモルガンは2008年の金融危機以降、罰金や法務費用、その他の義務的な経費として300億ドル(約3兆3600億円)超を支払ってきた。

  事情を知る関係者によると、銀行と監督当局者が非公式に話し合うことはよくあるが、当局者がJPモルガンに課した制限は極めて厳しい監督権限の行使と言える。米通貨監督庁(OCC)のデータによると、JPモルガンはコンプライアンス問題の多くを解決しているが、OCCは今もいくつかの措置を講じている。

  JPモルガンの広報担当アンドルー・グレイ氏は監督官庁との問題についてはコメントしないとし、「支店開設は地域に対する持続的かつ長期的な投資だ」と述べた。OCCの広報担当官はコメントを避けた。

原題:JPMorgan’s Secret Punishment: U.S. Halted Its Growth for Years(抜粋)

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