中国から資本流出の兆し-9月の外貨需要、16年12月以来の高水準

  • 本土の銀行による顧客との外貨売買は約1兆7800億円の売り越し
  • 貿易摩擦が及ぼす越境資本動向への影響は抑制可能-SAFE

中国の銀行による顧客への外貨売却額が9月に2016年12月以来の高水準となり、人民元が下落する中で資本流出の兆しがあらためて示された。

  国家外為管理局(SAFE)が25日発表したデータによれば、中国本土の銀行による企業や個人などの顧客との外貨売買は1103億元(約1兆7800億円)の売り越し。

  みずほ銀行のシニア通貨ストラテジスト、張建泰氏は資本流出の圧力が強まっていると指摘し、「米中の貿易関係に大きな改善がなく、両国の金融政策の乖離(かいり)が続く限り」こうした状況が持続すると予想。中国人民銀行(中央銀行)は1ドル=7元を超える元安水準の阻止に向け継続的に取り組む必要があるだろうと述べた。

  SAFEは同日の声明で、外国為替相場を安定的に維持するため中国は包括的な措置を講じると表明。貿易摩擦が及ぼす越境資本動向への影響はコントロール可能だとも説明した。

原題:Chinese Demand for Foreign Exchange Jumps to Highest Since 2016(抜粋)

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