キャセイ航空株、約2年ぶり大幅安-サイバー攻撃で個人情報漏えい

  • 25日の香港市場で3.8%安、時価総額約226億円相当吹き飛ぶ
  • 顧客940万人の個人情報に不正侵入、旅券番号や住所など漏えい
Photographer: Anthony Kwan/Bloomberg
Photographer: Anthony Kwan/Bloomberg

香港のキャセイパシフィック航空は24日夜、顧客940万人の個人情報がハッカーに不正アクセスされたと発表した。これを受けて同社の株価は約2年ぶりの大幅安となり、時価総額から2億100万ドル(約226億円)相当が吹き飛んだ。

  香港証券取引所への届け出によれば、不正アクセスを発見したのは7カ月前。旅券番号や住所、電子メールなどの情報が漏えいしたものの、飛行安全性が危険にさらされたことはなく、情報が悪用されたことを示す証拠もないという。ただ、サイバー攻撃の発生源に関する詳細は明らかにしていない。

  ルパート・ホッグ最高経営責任者(CEO)はウェブサイトに掲載された顧客へのメッセージ動画で謝罪した上で、「発見後直ちに防止策と徹底的な調査に着手した」と説明。「世界トップクラスのサイバーセキュリティー会社の協力を得て、当社の情報技術(IT)セキュリティーシステムをさらに強化していく」と述べた。

  25日の香港市場で同社株は3.8%安で終了。下落率は終値ベースで2017年1月以来の大きさとなった。  

キャセイ航空、940万人の顧客情報が漏えい

(出所:Bloomberg)

原題:Millions of Passengers Hit in Worst Ever Airline Data Hack (1)(抜粋)

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