米ラザード、適正価格なら資産運用部門の売却検討も-CEO

  • ラザードの資産運用部門とオッペンハイマーファンズには類似点多い
  • ラザードの資産運用部門にも買い手が名乗りを上げる可能性-CEO

米独立系投資銀行ラザードのケン・ジェイコブス最高経営責任者(CEO)は25日、資産運用部門(運用資産2400億ドル=約27兆円)を維持したいと考えてはいるものの、適正価格であれば売却も検討する姿勢を示した。

  ジェイコブスCEOは、ラザードの資産運用部門とオッペンハイマーファンズには類似点が多いと指摘。マサチューセッツ・ミューチュアル・ライフ・インシュアランス(マスミューチュアル)傘下のオッペンハイマーファンズは、資産運用会社の米インべスコに約57億ドルで売却される。ラザードの資産運用事業にも買い手が名乗りを上げる可能性があると同CEOは述べた。

  アナリストとの電話会議でジェイコブスCEOは「同レベルの評価で買収に関心が示されれば、われわれは当然真剣に検討するだろう」と語った。ラザードはオッペンハイマーファンズ売却でマスミューチュアル側のアドバイザーを単独で務めた。結果として、われわれは市場の勢力図などを理解するに至ったと説明した。

ジェイコブスCEO

写真家:Michael Nagle / Bloomberg

  また、両事業には重要な違いがあるとも指摘。ラザードの顧客の大半が機関投資家であるのに対し、オッペンハイマーファンズはリテール市場を相手にしている。

  バッキンガム・リサーチ・グループのアナリスト、ジム・ミッチェル氏は顧客向けリポートで、コスト面でのシナジー効果を見いだすのが難しいとして、ラザードが60億ドル前後で事業を売却するのは比較的難しいだろうと分析。ただ、資産運用事業について「戦略的にオープンであること」に伴う恩恵は、同社にとって「かなりなものとなり得る」と話した。

原題:Lazard Would Consider Bids for Asset Manager at Right Price (1)(抜粋)

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