FOMCメンバー2人、10月の米国株安にも動じず-経済見通し堅持

  • クリーブランド連銀総裁とFRBのクラリダ新副議長:経済は堅調
  • 株式相場の低迷が長引けば信頼感を損なう恐れ-メスター総裁

今年の米連邦公開市場委員会(FOMC)で投票権を持つメンバー2人は25日、10月に入ってからの米株式相場の急落による米経済への影響を重要視しない姿勢を明らかにし、相場の波乱が長引かない限り経済成長の見通しを変えることはないとの考えを示した。

メスター・クリーブランド連銀総裁

写真家:Marlene Awaad / Bloomberg

  クリーブランド連銀のメスター総裁は同日のニューヨークでの講演テキストで「株式相場がさらに深く持続的に下落すれば信頼感を損ない、リスクテークや支出の大幅後退につながりかねないが、こうしたシナリオからは程遠い」と指摘。「市場のボラティリティーは見通しにリスクを突き付けており、注視する必要があるものの、私自身の中期的見通しを変更するには至っていない」と述べた。

  S&P500種株価指数は10月に7%余り下落したものの、1年前の水準を依然5%強上回っている。最近の急落でもFOMCによる今年4回目の利上げ観測を投資家は後退させてはおらず、フェデラルファンド(FF)金利先物の動きには12月利上げの確率は74%との見方が示されている。

  連邦準備制度理事会(FRB)のクラリダ副議長も就任後初の公の場での米経済に関する発言で、ファンダメンタルズ(経済の基礎的諸条件)は「極めて堅調だ」と語り、最近の株式相場の波乱が米金融政策に影響する可能性に否定的な見解を示した。

クラリダFRB副議長

写真家:Andrew Harrer / Bloomberg

  クラリダ副議長はワシントンでの講演で、金融市場の動きが経済に影響する可能性を認める一方で、その動きは見通しを立てる際に考慮する幅広い要因の1つにすぎず、持続的なものでなければならないと指摘した。

原題:Two Fed Officials Remain Unfazed by October Global Stock Rout(抜粋)

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