住友生命:内外債券ともに残高増、金利・為替水準踏まえ-下期

更新日時
  • 国内超長期債は現状の金利水準では抑制、金利上昇局面で積み増し
  • ヘッジ外債はドル以外へ分散、オープン外債はドル安局面で拡大

住友生命保険は今年度下期(10月ー2019年3月)の運用計画で内外債券ともに残高を増やす。下期の新規資金は上期同様5000億円弱を見込む。藤村俊雄運用企画部長が26日記者説明した。

  国内債は国内金利は低位と見て超長期債への投資を抑制するが、一時払い貯蓄性商品見合いの投資が約1000億円あり残高は増加を見込む。ただ「30年債国債金利で、マイナス金利導入前の1-1.5%の水準が長い目で見た場合投資に値する」と述べ、金利上昇局面では超長期債を積み増す。

  外国債券については、米欧社債中心とした信用力の高い銘柄で外貨建て事業債を積み上げ残高は増加を予定する。外貨建て保険商品見合いで増える外国債券2000億円前後を見込む。大幅にドル安・円高が進行する局面では為替リスクを取るオープン外債への投資、為替ヘッジをする外国債券(ヘッジ外債)からオープン債券へのシフトを検討する。

  上期も1ドル=110円割れた水準で一部ヘッジ外債からオープン外債へシフトした。下期は1ドル=100円台前半で市場動向みながらさらに円高が進む場合は段階的に投資する。ヘッジ外債は、米10年国債はヘッジコスト控除後の利回りがマイナスになり収益が得られないため上期同様に投資は控え、ヘッジをかけるとプレミアムの受け取れるユーロや豪州、ニュージーランドなどに通貨分散を図る。

  国内株式等は相場次第で起動的な運用で積極的に超過収益を獲得するが残高は横ばいを想定。外国株式等は外部委託を活用した外国社債投信や未公開株(PE)などファンド形態の投資を拡大し増加を見込む。

【2018年度下期の運用計画一覧】

単位:
億円
国内債外債ヘッジ
外債
オープン
外債
国内株外国株新規
成長
住友生命増加増加----横ばい増加--
第一生命減少--金利水準
次第
為替水準
次第
減少株価水準
次第
--
かんぽ生命減少増加増加横ばい横ばい横ばい--
日本生命横ばい
~増加
--横ばい
~減少
増加内外株
で増加
内外株
で増加
増加
明治安田横ばい--減少増加やや増加やや減少--
富国生命横ばい横ばい横ばい横ばい▲100300--
三井生命横ばい増加100程度増加横ばい--100程度

【2018年度下期金融環境見通し一覧】


国内金利
(%)
米国金利
(%)
日経平均
(円)
ダウ
(ドル)
ドル円
(円)
ユーロ円
(円)
住友0.00~0.25
(0.15)
2.60~3.50
(3.10)
20000~
27500
(24500)
23000~
29000
(27000)
100~120
(111)
120~145
(136)
第一0.00~0.20
(0.15)
2.80~3.50
(3.20)
22000~
25000
(24000)
23000~
27000
(26000)
105~115
(112)
120~140
(130)
かんぽ0.0~0.3
(0.2)
2.8~3.3
(3.0)
21000~25000
(23000)
23000~
27000
(25000)
100~120
(110)
125~145
(135)
日本▲0.20~0.20
(0.10)
2.7~3.7
(3.20)
21000~
26000
(24000)
23000~
28000
(26000)
104~124
(114)
125~145
(135)
明安0.05~0.25
(0.1)
2.7~3.4
(3.0)
21000~
25000
(23000)
23500~
27500
(26000)
105~118
(110)
123~138
(130)
富国▲0.10~0.20
(0.15)
2.7~3.5
(3.3)
20000~
26000
(24000)
23000~
28000
(26500)
100~118
(113)
120~140
(132)
三井▲0.10~0.20
(0.10)
2.8~3.6
(3.2)
24000~
25300
(24600)
24200~
27800
(26500)
106~116
(111)
122~137
(130)

※かんぽ生命、日本生命は年度末レンジ(年度末見通し)
※第一生命は想定レンジ(年度末中心)
※三井生命は18年度末見込み(中心)
※住友生命、明治安田生命、富国生命は18年度下期の想定レンジ(年度末)

(全体的に情報を追加しました.)
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