インテルは10-12月期業績に強気見通し、PC需要の好調で

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  • 10-12月の売上高と1株利益は市場予想上回る見通し
  • スワン暫定CEO:貿易摩擦は「逆風」-株価6.5%上昇後伸び悩む

大手半導体メーカーの米インテルは25日、強気な業績見通しを示した。衰退しつつあると多くの人々が考えていたパソコン(PC)市場の成長復活を示唆した。

  発表資料によると、10-12月期の売上高は約190億ドル(約2兆1400億円)、1株利益は1.16ドルの見通し。アナリスト予想平均は売上高が184億ドル、1株利益は1.05ドルだった。インテルは通期売上高見通しを約712億ドルと、年初の予想より60億ドル上方修正した。

  インテル製プロセッサーは世界の大部分のノート型PCやデスクトップ型PC、サーバーの心臓部となっており、企業のハードウエア更新のための設備投資が同社の収益を後押ししている。同社の主力部門でPC中心の事業の売上高は7-9月(第3四半期)に16%増加し102億ドルに上った。

  ボブ・スワン暫定最高経営責任者(CEO)はインタビューで、「7年にわたる後退局面を経て一部には恒久的な後退との見方もあったが、今年は多少の安定が見られる」と述べた。

  25日のニューヨーク株式市場の通常取引を44.31ドルで終えたインテル株は、決算発表を受けた時間外取引で一時6.5%上昇した。その後、スワン暫定CEOが米中貿易摩擦の深刻化が来年の逆風になる可能性を指摘したことから、株価は伸び悩み、1%弱の値上がりにとどまっている。スワン氏はまた、中国がインテルにとって「大きな市場」であり、世界のサプライチェーンの重要な部分だとの認識をアナリストとの電話会議であらためて示した。

  7-9月期の純利益は64億ドル(1株当たり1.38ドル)と、前年同期の45億ドル(同94セント)から増加。売上高は19%増加し192億ドル。アナリスト予想平均は1株利益が1.11ドル、売上高が181億2000万ドルだった。

  クラウドサービス事業者による高価格チップ「Xeon(ジーオン)」の購入で、サーバー用半導体部門の成長も好調を維持した。同部門の売上高は前年同期比26%増の61億ドル。

  インテルは来年の設備投資額について今年と同様の155億ドルとした。スワン氏は今四半期にさらに受注すれば対応に苦慮する可能性もあると述べたが、そうしたシナリオは予想しないと付け加えた。

原題:Intel Gives Bullish Outlook on Surprising Jump in PC Demand (2)(抜粋)

(暫定CEOのコメントなどを追加して更新します.)
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