10月25日の海外株式・債券・為替・商品市場

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欧米市場の株式、債券、為替、商品相場は次の通り。

◎NY外為:ユーロが2カ月ぶり安値、ECBの楽観に懐疑的

  25日のニューヨーク外国為替市場ではユーロが下落し、2カ月ぶりの安値を付けた。欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁が域内景気に対してやや楽観的な見方を示したことにトレーダーが懐疑的な反応を示した。米市場でリスク志向が戻ったことを受け、ドル指数は年初来高値を更新した。

  ニューヨーク在勤トレーダーによると、ドラギ総裁の記者会見終了後にユーロの大規模な売り注文が執行された。ECBは政策金利を据え置くとともに、資産購入を年末で終わらせる方針に基本的に変わりがないことを明らかにした。同総裁はこのところの景気の勢い鈍化を重要視しない考えを示した。

  米経済指標は市場予想を上回った。9月の全体の米耐久財受注は前月比0.8%増(予想1.5%減)。米中古住宅販売成約指数は前月比0.5%上昇(予想は横ばい)。米10年債利回りは1ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇して3.12%となった。

  ニューヨーク時間午後5時現在、主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数は0.1%高。一時は0.2%上昇した。ドルは対円では0.1%高の1ドル=112円42銭。ユーロはドルに対して0.2%安の1ユーロ=1.1375ドル。

欧州時間の取引

  ユーロはドラギ総裁の会見前、ドルに対して小幅高で推移していた。円は対ドルで上値が重くなった。欧州株の大半が反発し、アジア株大幅安の流れを引き継ぐことはなかった。
原題:Euro Drops to Two-Month Low After Doubts on ECB: Inside G-10(抜粋)
  Euro Steadies Before Draghi Presser as Loonie Gains: Inside G-10(抜粋)

◎米国株・国債・商品:株が大幅反発、S&P500は7日ぶりの上昇

  25日の米株式相場は反発し、前日の急落分の大半を取り戻した。ナスダック総合指数の上昇率は3月以来最大となった。米国債は株式相場の上昇が重しとなり反落。

  • 米国株は反発、ツイッターなど決算好調-ナスダック3%高
  • 米国債は反落、株高が重し-10年債利回り3.12%
  • NY原油は続伸、生産抑制の可能性や株式相場の持ち直しで
  • NY金は小反発、株価回復やドル上昇にもかかわらず

  S&P500種株価指数は7営業日ぶりの上げ。ツイッター、マイクロソフト、テスラの好決算が追い風となった。前日600ドル余り下げたダウ工業株30種平均は、400ドル余り上昇した。

  S&P500種は前日比1.9%上げて2705.57。ダウ平均は401.13ドル(1.6%)高の24984.55ドル、ナスダック総合は3.0%高。ニューヨーク時間午後4時59分現在、米10年債利回りが1ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇し3.12%。

  ニューヨーク原油先物相場は続伸。世界的な株式相場の持ち直しや、石油輸出国機構(OPEC)などの主要産油国が数カ月以内に生産を抑制する可能性を示唆したことが手掛かり。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物12月限は51セント(0.8%)高の1バレル=67.33ドルで終了。ロンドンICEの北海ブレント12月限は72セント上げて76.89ドル。

  ニューヨーク金先物相場は小反発。株安の流れが和らぐ兆候やドル高にもかかわらず、上昇を維持した。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物12月限は0.1%高の1オンス=1232.40ドルで終了。コメルツ銀行のアナリストはリポートで「ここ数週間、市場参加者の間で見られるリスク回避姿勢の高まりが、金の安全逃避需要をさらに強めるはずだ」と指摘した。

  スワン・グローバル・インベストメンツの創業者、ランディー・スワン氏はブルームバーグとのインタビューで、「現在は移行期にあり、そういった時には相場の上下動が激しくなる。どの方向に向かっているのか、人々は見極めようとしている」と語った。

  米国株が前日の下げの大半を埋める中、米国債は日中を通じ活発に取引された。米7年債入札の結果が軟調だったことで5年債が最も下げた。5年債と30年債の利回り格差は拡大し、イールドカーブはフラット化した。
原題:Stocks Roar Back, Erasing Most of Yesterday’s Loss: Markets Wrap(抜粋)
USTs Bear Flatten as Stock Gains Weigh; Belly Lags After 7Y Sale
Oil Holds Gains as Equities Recover, OPEC Signals Output Cuts
PRECIOUS: Gold ETF Holdings Touch 8-Week High as Futures Gain

◎欧州債:イタリア債、周辺国債が上昇-リスク志向の改善で

  25日の欧州債市場はイタリア債が上昇、周辺国債も値上がりした。リスク志向の改善が背景。中核国債と準中核国債は変わらず。ECB金融政策会合後に行われたドラギ総裁の記者会見中は、上下に揺れる場面もあった。

  • イタリア債は中期債を中心に上昇。イタリア株の指標FTSE・MIB指数が堅調だった
    • ドイツ債に対するイタリア10年債のスプレッドは11ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)縮小して310bp
  • ドラギ総裁の会見に反応しドイツ債は不安定な値動きとなったが、株高で方向感が定まった
    • ECBの利上げ見通しは前日と変わらず。市場が織り込む利上げ幅は2019年10月が8bp、同年12月が14bp
  • 英国債のパフォーマンスはドイツ債、米国債を上回った。英国のEU離脱が依然として不透明な中、市場が織り込む2019年5月以降の利上げ幅は1-2bp低下
  • ドイツ10年債利回りは0.39%、フランス10年債利回りは0.77%でそれぞれ変わらず、イタリア10年債利回りは10bp下げて3.50%
  • ユーロ参加国の国債利回りとスプレッドの一覧はこちらをクリックしてください

原題:Peripherals Gain, Other EGBs Steady; End-of-Day Curves, Spreads(抜粋)

(NY外為と米国株・国債・商品を更新します.)
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