クラリダFRB副議長:漸進的な追加利上げを支持-景気見通し楽観

米連邦準備制度理事会(FRB)のクラリダ副議長は、金融政策当局者として初となる講演で、さらなる漸進的な利上げを支持した。米経済については明るい認識を示した。

  クラリダ副議長は25日、ピーターソン国際経済研究所で講演。事前に配布された原稿によれば、金融当局は完全雇用と物価安定という2大責務の達成に近づいており、金融政策はなお経済に刺激を加えているとした上で、「政策金利レンジに関してさらにいくらかの漸進的な調整が適切になる可能性が高い」と述べた。

クラリダ副議長

写真家:Andrew Harrer / Bloomberg

  また以前の景気拡大期と対照的に、「金融政策によるバランスが必要なリスクは、現在ではより対称的になっており、下方向リスクへの傾きは弱まっている」と説明した。

  クラリダ氏は2019年に向けた自身の政策判断の指針について、インフレを重視する考えを明確に示した。

   副議長は「力強い経済成長と雇用の伸びが継続し、インフレやインフレ期待、さらに金融政策への期待が安定した状況であれば、私としては現在の想定を上回る短期金利引き上げには反対するだろう」と述べた。ただ自身の具体的な金利予測は示さなかった。

  クラリダ氏はまた、米経済の成長が加速する可能性があると考える理由を複数挙げた。同氏は生産性の見通しに関して楽観を表明。特に、企業の設備投資の増加は明るい要素だと指摘した。

  さらに、「労働市場には、インフレ圧力を引き起こさずに一段と拡大する余地がある」と述べた。

原題:Fed’s Clarida Backs Gradual Rate Hikes Amid Upbeat Outlook(抜粋)

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