ドラギECB総裁:リスクバランス変わっていないー景気に揺らぎでも

  • ユーロ圏経済に対するリスクは依然「おおむね均衡」
  • 指標は幾分弱いものの、ECBの基本シナリオと一致している

欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁は25日、最近の指標が見通し悪化を示唆しているものの、ユーロ圏経済に対するリスクは依然「おおむね均衡」しているとの見解を示した。

  総裁は政策決定後の記者会見で、「入ってくる情報は予想よりも幾分弱いが、ユーロ圏経済の幅広い拡大が続きインフレ圧力が徐々に高まるという基本シナリオと引き続き一致している」と語った。インフレがECBの目標水準に向かって徐々に収れんしていくという「われわれの自信は経済の基調的な強さが支えている」と説明した。

Risks to Euro-Area Economy

Italy's political crisis is considered single-biggest threat to outlook

Source: Bloomberg survey conducted Oct. 12-17

Note: Risks were rated from 1 (none) to 5 (significant). Chart shows weighted averages.

  ただ、インフレ見通しを巡る不透明感が後退しているという文言は声明の冒頭から削除された。

  世界的な貿易摩擦やイタリアの予算問題、英国の合意なき欧州連合(EU)離脱のリスクなどユーロ圏経済への逆風があるが、政策委員会はこの日、債券購入を年末で終わらせる計画をあらためて確認した。

ドラギECB総裁

(出所:Bloomberg)

原題:Draghi Says Balance of Risks Hasn’t Changed as Growth Wobbles(抜粋)

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