パナソニックが北京で飲食店を自動化、現地火鍋チェーン最大手と連携

パナソニックは25日、日本国内にも支店を持つ火鍋チェーン最大手の海底撈インターナショナルホールディングス(HD)と共同で、食材の配膳作業を自動化した店舗を28日に北京で開店すると発表した。

配膳作業に使用されるパナソニックのロボット

Source: Panasonic

  注文を受けると、ロボットが厨房(ちゅうぼう)内の棚から食材をトレーに載せ、別なロボットがテーブルまで運ぶ仕組み。皿には電子タグが組み込まれており、在庫や賞味期限のデータを管理する。配膳作業を自動化することでミスなどを防ぐほか、衛生管理も容易になる。今後は物流センターの自動化にも取り組み、全世界で5000店舗を目標に拡大を目指す。

  両社は世界的な自動化展開の拠点として、3月に合弁会社インハイホールディングスをシンガポールで設立。同社の山下純マネージング・ディレクターは都内で会見し、「米中の貿易戦争の中で、中国の外食産業はあまり影響を受けておらず好調で、その中でも海底撈は圧倒的なプレゼンスを誇る」と話した。人手不足や人件費の高騰がチェーン展開の足かせとなっており、省力化技術の採用で拡大を後押しするのが狙いだという。

  海底撈は9月に香港で上場し、時価総額はすでに1兆円を超える。シンガポールや米国、韓国なども合わせて計363店舗を経営しており、日本では池袋や新宿などで4店舗を展開。自動化についてはまずは中国国内の店舗を中心に進める方針だ。

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