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Photographer: Michael Nagle/Bloomberg
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ウォール街「ダイバーシティー」に本気か-次の弱気相場が試金石に

  • ダイバーシティーやインクルージョンは強気相場に連動とハリス氏
  • 「弱気相場となった途端、努力は10分の1に減る」と同氏
Pedestrians pass in front of Wall Street near the New York Stock Exchange (NYSE) in New York, U.S., on Monday, Oct. 22, 2018. U.S. equities swung between gains and losses as investors downplayed an overnight rally in Asian equities ahead of a spate of earnings reports this week.
Photographer: Michael Nagle/Bloomberg

強気相場で好調な時には、金融機関はダイバーシティー(多様性)プログラムをどこも喜んで後押しするが、弱気相場の下ではどうだろうか。

  米銀モルガン・スタンレーでグローバル・ウェルスマネジメント(富裕層向け資産運用)担当の副会長を務めるカーラ・ハリス氏は23日、ファイナンシャルプランナーの資格認定を行うCFPボードセンターがニューヨークで開催した「ダイバーシティーサミット」で行った講演で、そうした問題を提起した。

  ハリス氏は「ダイバーシティーとインクルージョン(多様な人材の参画と一体化)とはこれまで、強気相場に連動する現象だった」とした上で、「全てがうまくいっている時」には、女性や肌の色の違う人々の採用や昇進に「われわれは多くのお金を使う」と発言。「しかし弱気相場となった途端、消えはしないが、努力は10分の1に減る」と述べ、存在感が大きくないグループが人員削減で最も打撃を受けると主張した。

  米金利上昇や米中の貿易摩擦の高まり、イタリアやサウジアラビアの地政学的情勢の悪化を背景に強気相場がどこまで続くか投資家は疑問視し、株式市場はこのままいけば10月としては過去10年で最悪となる状況だ。

  一方、バンク・オブ・アメリカ(BofA)の米国ウェルスマネジメント責任者アンドルー・シーグ氏は、ダイバーシティーに職務の一環として力を注ぎ、結果を示したマネジャーだけが「A評価」を得られる基準をメリルリンチで昨年導入して以降、「力強い前進」があったと説明した。

ブルームバーグのホルマン記者が、ウォール街の多様性が市場とどのように連動しているかリポート

出所:ブルームバーグ)

原題:Wall Street Diversity Push to Be Tested by Next Bear Market (1)(抜粋)

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