米国株安がチャイナショック後に酷似、日本株は目先下げ止まりか

  • 16年前半のTOPIX1年先予想PER、12倍割れで下げ一服
  • 当時のPERのボトムはTOPIXが11倍、日経平均13.6倍

最近の米国株の下落が2015年夏から16年初旬にかけての中国株急落時に似ているとの見方があり、日本株は当時のバリュエーションを振り返ると、いったん下げ止まるかもしれない。

  ブルームバーグ・データによると、15年夏から16年前半までのTOPIXの1年先予想PER(株価収益率)は最低値が16年2月12日に付けた11.0倍で、同年1月と4月、6月は12倍割れで下げ止まった。日経平均も14.3-14.4倍で下げ止まるケースが多く、ボトムは2月12日の13.6倍だった。

TOPIXの1年先PERの推移

  25日の日本株相場は前日の米国株相場を引き継いで大幅安となり、TOPIXの1年先予想PERは12.0倍前後、日経平均は14.1倍へ急低下した。いずれもボトムからは依然離れているが、いったん下げ止まりやすい水準まで接近したことになる。

街中の株価ボートを見る歩行者

Photographer: Noriko Hayashi/Bloomberg

  みずほ証券の倉持靖彦投資情報部長は「米S&P500種採用銘柄で50日線を割り込んだ銘柄や高値からの下落率が20%超の銘柄の比率を見ると、15年8月の人民元切り下げから始まって世界景気不安が強まった時期と、市場の内部構造が近い売られ方だ」と指摘。その上で「米国株はセリングクライマックス的な状況となり、下げが大きかったことで近々急激に反発するフェーズになる」と予想。日経平均は「PER12倍台で底が入りやすいことから2万1240円近辺」を一つの下値めどに挙げた。

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