ソフトバンクのVF、サウジマネーなしでも継続は可能ーバーンスタイン

  • 新たな投資は当面休止も、結果的に投資家層拡大の機会に
  • 25日のソフトバンク株、3カ月半ぶり安値を付ける

サンフォード・C・バーンスタインは25日、ソフトバンクグループに関するリポートで、サウジアラビア問題がビジョン・ファンドを運営する同社の株価低迷の要因の一つになっているが、今後はサウジの関与なしでも投資活動を継続できるとの見方を示した。

  アナリストのクリス・レーン氏は、ビジョン・ファンドは「将来的にはサウジマネーなしで組成される必要が生じる可能性がある」と指摘。サウジが一部出資する同ファンドは1000億ドル(約11兆2000億円)の調達を見込んでいるが、今後は同国のさらなる出資がなくても750億ドル規模で継続が可能だとみている。

孫社長とサウジアラビアの皇太子

Photographer: Jeenah Moon/Bloomberg

  サウジ出身のジャーナリスト、ジャマル・カショギ氏がトルコのサウジ総領事館で10月2日に失踪、その後死亡が確認された事件を受け、ソフトバンクの株価は24日までに18%下落、同期間のTOPIXの下落率に対し約2倍下げていた。

  バーンスタインはビジョン・ファンドについて、サウジ資金の流入企業に対する反感が予想され、当面は新たな投資が休止する可能性があると予想。一方、ソフトバンクにとっては結果的に投資家層を拡大する機会につながると分析した。

  バーンスタインは長期的な視点での分析で知られる。ソフトバンクの投資判断は「アウトパフォーム」、目標株価は1万3500円にしている。25日のソフトバンク株は一時4.4%安の8801円と反落し7月11日以来、3カ月半ぶりの安値を付けた。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE