Photographer: Andrew Harrer

FEDがいざとなれば「市場を守る」とリー氏-年末ラリーを予想

  • VIXがピークを下回る水準にとどまっていることも改善を示唆か
  • 米株はこのままいけば直近の強気相場入り後で最悪の月となりそうだ
Photographer: Andrew Harrer

米連邦準備制度のタカ派姿勢を巡る不安は行き過ぎの可能性が高く、投資家は直近の強気相場入り後で最悪の月となりそうな株式急落の機会をうまく捉えて、年末の相場反発に備えるべきだとファンドストラット・グローバル・アドバイザーズのリサーチ責任者トム・リー氏が勧めた。

  株価が崩れた要因としては、企業利益の伸びのピークや中国との貿易摩擦、米中間選挙が挙げられるが、重要なトリガーは債券市場から来ている。連邦準備制度の当局者が、中立的金利水準を上回る利上げに動く用意があると示唆する発言を行う中で、債券利回りは急上昇し、株価は下落した。

  最近の株価の下落が、25ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)の利上げに相当する金融情勢の引き締まり効果をもたらしているというゴールドマン・サックス・グループの分析にリー氏は言及し、市場が経済に与える影響を連邦準備制度が気にかけないという懸念は誤りだと主張した。

  リー氏は「最大のリスクは、他の資産クラス全般での信頼の喪失だが、これは起きていない。それがもし起きれば、FED(連邦準備制度)と財務省による介入が始まるとわれわれは考えている。FEDが最終的に市場を助けることになる」と指摘した。

  オプション取引所CBOEのボラティリティー指数(VIX)は、S&P500種株価指数と反対方向に動くことが多いが、VIXが10月11日のピークを下回る水準にとどまっていることも、センチメントが改善に向かいつつある状況を物語るとリー氏は受け止めている。

原題:Fed ‘Has the Market’s Back’, Tom Lee Urges Buying the Dip (1)(抜粋)

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