米フォード:7-9月期売上高と利益が予想上回る-20年の目標撤回

  • 欧州とアジア事業は赤字だったが、北米増益
  • 購入者が高価なモデル求めたことが売上高の要因

フォード・モーターは7-9月(第3四半期)決算で北米事業の改善を示したものの、2020年までに税引き前利益率を8%にするとの目標を撤回した。

  • 7-9月期の調整後1株利益は29セントと、前年同期の44セントから減少。古くなったラインアップの刷新を急いでいるほか、自動運転やカーシェアリング事業への多額の投資が響いた。ただ1株利益は市場予想平均(28セント)を上回った。

ポイント

  • ジム・ハケット最高経営責任者(CEO)が翻意し、1-3月(第1四半期)に設定した利益目標が取り下げられた。コスト上昇や業界全体に影響を与えている不確実性、欧州・中国事業の悪化を理由に挙げる
  • 7-9月期の自動車事業の売上高は347億ドル(約3兆8900億円)に急増し、市場予想を上回った。装飾品が充実したより高価な車を購入者が買い求めたことが主因
  • 主力のピックアップトラック「Fシリーズ」が平均販売価格の上昇で引き続き収益をけん引。同社は4月、米国でのセダン販売を取りやめる計画を発表している
  • 欧州事業が再び赤字となった。英国の欧州連合(EU)離脱予定が影響した。アジア太平洋も損失を計上。中国でのラインアップが古くなりつつあり、販売するスポーツタイプ多目的車(SUV)があまりにも少なかった

市場の反応

  • 24日の通常取引終了後の時間外取引で株価は一時5.3%高の8.61ドル

その他の情報

  • フォードの新しい事業である自動運転車や他の移動サービスは7-9月期に1億9600万ドルの赤字。前期は1億8100万ドルの赤字だった
  • 北米の税引き前利益は20億ドルで、前年同期から約1億ドル増加
  • 発表資料

原題:Ford Beats Sales, Profit Estimates While Dropping 2020 Target(抜粋)

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