カナダが利上げ、中立スタンスへの引き上げ必要と声明-通貨上昇

カナダ銀行(中央銀行)は今年3回目となる利上げを決めた。また、政策金利を中立スタンスに引き上げる必要があるとの見解を示した。

  カナダ銀行は24日、政策金利である翌日物貸出金利を0.25ポイント引き上げて1.75%にすることを決定。2017年に利上げ局面に入って以降では5回目の引き上げとなった。より重要なポイントは、声明から「漸進的なアプローチ」という文言を削除し、代わりに、もはや拡張的とは言えない程度まで政策金利を引き上げる必要があるとの表現を加えたことだ。

  ポロズ総裁率いる同中銀の政策理事会は声明で、「インフレ目標を達成するため政策金利を中立スタンスまで引き上げる必要があるとの見解で一致した」と説明。利上げペースは、カナダ経済が金利上昇にどう適応するかや、世界の通商政策の展開にかかっているとの認識を示した。

  声明からは、歴史的に低い借り入れコストをより正常な水準に戻すことへの決意を金融当局が強めていることが読み取れる。カナダ経済は北米自由貿易協定(NAFTA)に代わる米国・メキシコ・カナダ協定(USMCA)に支えられているほか、金利正常化に対処できるほどに健全であることが堅調な経済指標で示されている。声明発表を受けて、カナダ・ドルは上昇した。

  カナダ中銀が想定する中立金利は2.5-3.5%のレンジ内にあり、今後少なくとも3回の利上げを当局が見込んでいることを示す。ただ、声明のタカ派的トーンは同中銀が現在の市場予想を上回るペース、あるいはより高い水準への利上げを行う可能性も示唆している。

原題:Bank of Canada Raises Rates, Says Move to Neutral Will Be Needed(抜粋)

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