ドル・円は小幅高、日中の株高に安心感-112円台半ば

更新日時
  • 午前は一時112円32銭まで弱含み、その後112円65銭まで上昇
  • 米株相場の戻り基調見極め、再び113円意識も-三菱UFJ信託銀

東京外国為替市場のドル・円相場は小幅高。株価や地政学リスクが警戒される中、日本株や中国株の上昇転換を受けて買いがやや優勢となった。

  ドル・円は午後3時13分現在、前日比0.1%高の112円57銭で推移。午前はドル売りが先行し、一時112円32銭まで弱含んだものの、その後は日経平均株価や上海総合株価指数の上昇を背景に112円65銭まで上昇した。

  三菱UFJ信託銀行資金為替部為替課の池島俊太郎課長は、ドル・円相場について「株価が切り返したことを背景に上昇。中国株が上昇したことも安心感につながっている」と説明。今後については「米株は前日にいったん、下値での買い意欲が示された」とした上で「米株などで戻り歩調の継続を確認できるか見極めつつ、再度113円を意識した動きになりそうだ」との見方を示した。

  ソシエテ・ジェネラル銀行の鈴木恭輔為替資金営業部長は「リスク回避で円買いになりつつもドルがしっかりで、112円割れは固い」とも言い、「米利上げがサポート要因となっており、株安に加えて米長期金利水準の下方シフトにつながるような米景況感の悪化が示されなければ、111円台は買いという流れが続きそう」とみている。

  23日の米国株はS&P500種株価指数が7月以降で初めて2700を割り込んだものの、取引終盤に下げ幅を大きく縮小。日本株も売りに転じる場面がみられたものの、日経平均株価は前日比80円高で取引を終えた。中国株では上海総合指数が前日比プラス圏に転じている。

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