メイ英首相、反対派の抑え利かず-閣僚ら7人の反旗で閣議大荒れ

  • ハント外相が反対を主導し、ジャビッド内相やゴーブ環境相も同調
  • 首相は国内でかつてない危険な状態に置かれていると専門家は指摘

メイ英首相

Photographer: Jasper Juinen/Bloomberg
Photographer: Jasper Juinen/Bloomberg

メイ英首相が23日開いた閣議は、欧州連合(EU)と離脱交渉で合意を目指す首相案を巡り閣僚らがあからさまに衝突する荒れ模様の展開となり、反対勢力に対する首相の抑えが利かない状態となった。

  事情に詳しい複数の関係者によれば、閣議では離脱に積極的な7人の閣僚らが、英国が無期限にEUの関税同盟にとどまることを可能にする首相案に公然と反対し、メイ首相は怒りを込めた鋭い視線で反応した。一方、首相が歩み寄ることができない限り、英国は合意がないまま無秩序にEUから離脱することになると反撃を開始する閣僚らもいた。

  ハント外相が首相案への攻撃を主導し、ジャビッド内相やゴーブ環境・食料・農村相、レッドソム下院院内総務らも同調したという。

  ユーラシア・グループのマネジングディレクター、ムシュタバ・ラーマン氏は「メイ首相は国内でかつてない危険な状況に置かれている。欧州懐疑派の議員らが、与党保守党党首としてのメイ氏の資質を問う信任投票をすぐに推し進めるとの観測が強い」と指摘した。

原題:U.K. Cabinet Is Said to Be at War Over May’s Brexit Plan (1)(抜粋)

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