中国、小規模な刺激策積み重ねる-社債支援策発表でも株価は続落

  • 中国人民銀は社債発行支援に向け1620億円を供給する計画
  • 投資家は株売却を続ける、貿易戦争への懸念根強いことを示唆

中国は株価下落と景気減速に対し、投資家心理の改善ではなく安定を目指す小規模な刺激策を積み重ねることで対応している。

  中国人民銀行(中央銀行)は民間企業の債券発行で信用面の支援に向けて中債信用増進公司に100億元(約1620億円)を供給する計画だと、ブルームバーグは23日に報じた。企業向け融資促進を図る新たな措置や、海外投資家による中国本土市場への投資ルールを来年3月末以降に簡素化する計画に加え、今回の人民銀の措置は、中国企業の資金調達と投資を促進する既存措置をさらに強化する。

  しかし、中国株は23日も続落し、投資家の中国経済への懸念は社債発行支援策では緩和しなかったことが示唆された。

  貿易を巡る米国との対立が中国経済への持続的な重しになる中、投資家は景気回復の見込みについて一段と悲観的になりつつあり、中国本土株は今年、主要株価の中で最も大きく下げている。アナリストらは、中国が今後、投資家心理が改善するまで金融・財政刺激を少しずつ増やしていくとみている。中国は債務依存の軽減という目標を完全に撤回することは望んでいない。
  
  ゴールドマン・サックス・グループの本土合弁パートナー、北京高華証券の中国担当チーフエコノミスト、宋宇氏らはリポートで、「最近発表された刺激策はどれも経済全体への貢献は限定的なものにとどまる見込みだが、これらの措置は少しずつ勢いを増し、中国の政策スタンスに対する人々の見方を変えつつある」と分析。「さらなる刺激策が近く講じられるとわれわれは予想しており、これは中国経済と市場が安定したと思われることを示す明確な証拠が見られるまで続くだろう」と述べた。

原題:China Adds to Stimulus Drip-Feed as Markets Stumble Again(抜粋)

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