テキサス・インスツルメンツ株急落、低調な利益見通し発表で

更新日時
  • 10-12月期の売上高と利益見通し、市場予想下回る
  • TI:製品需要は大半の市場で鈍化-株価は時間外取引で一時7.2%

テキサス・インスツルメンツが23日発表した7-9月(第3四半期)の売上高は市場予想を下回った。10-12月(第4四半期)の売上高と利益の見通しは失望を誘う内容で、米中貿易摩擦の深刻化の中で顧客の製品購入が鈍化している可能性を示唆した。

  TIの発表資料によると、10ー12月期の1株利益は1.14ー1.34ドル、売上高は36億ー39億ドル(約4047億-4385億円)の見通し。ブルームバーグの集計データによると、アナリスト予想平均では1株利益は1.38ドル、売上高は40億ドルと見込まれていた。

  この発表を受けた米株式市場時間外取引でTI株は一時7.2%安。通常取引終値は100.25ドルで、年初来4%安だった。

  ラファエル・リサルディ最高財務責任者(CFO)はインタビューで、「需要は大半の市場で鈍化している」と説明。貿易摩擦が需要を悪化させているのか、受注減少が半導体業界の過去2年の好調な成長の後の自然な落ち着きなのか判断するのは時期尚早だとの見解を示した。

  TIの製品は半導体業界で最も多岐にわたり、顧客リストが業界最大であるため、同社の業績見通しは幅広い経済のバロメーターと投資家に受け止められている。今回の低調な業績見通しは、米中対立の激化による需要低迷への顧客の備えを映している可能性がある。スタイフェル・ニコラウスのアナリスト、トーレ・スバンバーグ氏は「特定の分野で関税に絡んで多少の鈍化があった。その後あらゆる方面に広がった」と述べ、使えるかどうか不確かな部品の在庫を蓄えるインセンティブは企業にないと指摘した。
  

Texas Instruments Growth Spurt Fading?

Source: Company data

  TIの7-9月期純利益は15億7000万ドル(1株当たり約1.58ドル)と、前年同期の12億9000万ドル(同1.26ドル)から増加した。売上高は3.5%増の42億6000万ドル。アナリスト予想平均は1株利益が1.53ドル、売上高は43億ドルだった。

原題:Texas Instruments Tumbles as Weak Chip Demand Saps Forecast (2)(抜粋)

(7-9月期の業績やCFOのコメントを追加して更新します.)
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