Photographer: Michael Nagle/Bloomberg

米国株下落、下げ幅は縮小-原油4%安

更新日時
  • キャタピラーや3Mの見通しが重し、S&P500は5日続落
  • NY原油が1バレル=66.43ドルで終了、リスク回避で金は高い
Photographer: Michael Nagle/Bloomberg

23日の米株式相場は下落し、S&P500種株価指数が5営業日続落。主要3指数はいずれも、取引終盤に下げ幅を大きく縮小したもののマイナス圏で引けた。米国債は上昇し、利回りが低下した。

  • 米国株は下落、S&Pは一時2700割れ-ディフェンシブ銘柄は健闘
  • 米国債は上昇、遅い時間に上げ幅縮小-10年債利回り3.17%
  • NY原油は4%安、産油国の「大量生産態勢」警戒や株安で
  • NY金は大幅反発、安全逃避需要が高まる

  日中はS&P500種が7月以降で初めて2700を割り込んだ。生活必需品や不動産といったディフェンシブ銘柄は値を戻した。ベライゾン・コミュニケーションズとマクドナルドは決算好調を受けて値上がりし、テクノロジー株ではネットフリックスの上昇が目立った。

  S&P500種は前日比0.6%下げて2740.69。ダウ工業株30種平均は125.98ドル(0.5%)安の25191.43ドル。ナスダック総合指数は0.4%安。ニューヨーク時間午後4時59分現在、米10年債利回りは3ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下し3.17%。

  ニューヨーク原油先物相場は大幅反落。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物12月限の終値は2.93ドル安(4.2%)安の1バレル=66.43ドルと、8月以来の安値。日中は5.2%下げる場面もあった。ロンドンICEの北海ブレント12月限は3.39ドル(4.3%)下げて76.44ドル。

  石油輸出国機構(OPEC)および同盟国は需要に対応し供給不足を埋め合わせるために「極力大量に生産する態勢」だと、サウジアラビアのファリハ・エネルギー産業鉱物資源相が述べた。株安も地合いを悪化させた。みずほセキュリティーズUSA(ニューヨーク)の先物部門ディレクター、ボブ・ヨーガー氏は、原油安の要因は複数あるが「金融市場全体に広がるリスク回避の流れが最も大きい。商品と株式から資金を引き揚げ、おそらく安全逃避先に移動させる動きが見られる」と述べた。

  ニューヨーク金先物相場は大幅反発。安全逃避先としての需要が高まった。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物12月限は1.0%高の1オンス=1236.80ドルで終了した。

  この日はキャタピラーと3Mの業績見通しが期待外れとなり、コスト増が利益を圧迫するとの不安が高まった。テキサス・インスツルメンツが通常取引終了後に発表した決算は市場の期待に沿わなかった。

  ジョーンズトレーディングのチーフ市場ストラテジスト、マイケル・オローク氏は「安く寄り付き、S&P500種は2700、ナスダック100指数は7000前後がテクニカルな下値支持水準となり、絶好の買い場となった。だが、問題はこの回復がどの程度、どこまでいくかということだ」と語った。

原題:Stocks End Lower as Late Rally Falters; Bonds Gain: Markets Wrap(抜粋)
Treasuries Pare Gains Late as Stocks Rebound; Curve Steepens
Oil Tumbles 4% as Saudis Pledge to Produce as Much as They Can

(第7段落以降を追加し、更新します.)
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