米銀行株が続落、決算良好でも「ネガティブな筋書き」変わらず

23日の米市場で銀行株が続落。一部銀行の7-9月(第3四半期)決算が融資の小幅増加を示したものの、総じて鈍い成長率を懸念する見方や、金利上昇のコストが恩恵を上回るとの不安が広がっている。

  バンク・オブ・アメリカ(BofA)、JPモルガン、シティグループ、モルガン・スタンレーがそれぞれ下落した。KBW銀行指数は4営業日連続で下げ、一時は前日比2.6%安で2017年9月以来の低水準となった。KBWの株式ストラテジスト、フレッド・キャノン氏は、利回り曲線のフラット化、金融当局のタカ派的姿勢、貿易懸念などのマクロ要因への注意を促した。また、業績見通しは変わっていないため、銀行株には買い材料がないと述べた。

  フィフス・サード・バンコープとリージョンズ・ファイナンシャルが23日発表した7-9月決算は、融資の拡大を示した。ただ、野村ホールディングス傘下インスティネットのアナリスト・ビル・カーキャック氏は、これらの決算が「ここ数週にわたり銀行株を取り巻いてきたネガティブな筋書き(融資額の伸び悩み、金利上昇の恩恵の減少)を変える」ことはおそらくないと、リポートで指摘した。リージョンズ株は23日の日中取引で一時、前日比4.2%安となった。

原題:Banks Keep Sliding as Results Won’t Change ‘Negative Narrative’(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE