きょうの国内市況(10月23日):株式、債券、為替市場

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●日本株大幅安、中国景気や海外情勢を懸念-TOPIX1年超ぶり安値

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  東京株式相場は大幅反落し、TOPIXは1年1カ月ぶりの安値。中国景気やサウジアラビアなど海外情勢の不透明感が強く、リスク回避から電機や化学など素材中心に全業種が下落。決算失望のLIXILグループが急落し、住宅関連株も軒並み売られた。

  TOPIXの終値は前日比44.59ポイント(2.6%)安の1650.72、日経平均株価は同604円04銭(2.7%)安の2万2010円78銭。TOPIXは2017年9月15日以来、日経平均は8月13日以来の安値。日経平均は8月16日以来となる2万2000円を割り込む場面もあった。

  りそな銀行アセットマネジメント部の黒瀬浩一チーフ・マーケット・ストラテジストは「中国は政府がどこまで景気底割れを防ぐ意思を持っているのか、対策の本当の落としどころはまだ見えない。米国が貿易問題で打撃を与えている中で、短期の買い戻し以外は動きにくい」と語る。サウジなど市場が悪材料とみなしやすい要因はさまざまあると前置きしつつ、下げが大きくなった背景については「一方向に動けば走り出してしまうプログラム売買が犯人」と話していた。

  東証33業種は全て下げ、金属製品、建設、ガラス・土石製品、パルプ・紙、化学、電気・ガス、機械、鉄鋼が下落率上位。東証1部売買高は14億528万株、売買代金は2兆5725億円。値上がり銘柄数は79、値下がりは2015、全体の96%が下げほぼ全面安。

●債券先物が上昇、海外不透明感でリスク回避圧力-日銀懇談会は警戒

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  債券市場では先物相場が上昇。海外情勢の先行き不透明感を背景に日本株安・円高が進むなど、リスク回避の動きが強まったことから買い圧力が掛かった。一方、日本銀行がこの日に開く市場調節に関する懇談会を控えて、国債買い入れオペの修正観測がくすぶっていることから現物債の上値は限定的となった。

  長期国債先物市場で中心限月12月物は前日比横ばいの150円19銭で取引を開始。午後に日経平均株価が下落基調を強めると、徐々に水準を切り上げ、結局は10銭高の150円29銭と、日中取引ベースで9月14日以来の高値で引けた。

  岡三証券の鈴木誠債券シニアストラテジストは、「世界的にさまざまな問題が出てきて、先行きがどうなるか分からない状況が続いている。リスクオフが意識されやすい流れの中で、後場になって先物の買いが増える展開になった」と指摘。また、「流動性供給入札の結果がややしっかりと受け止められた」と言う。

  現物債市場で長期金利の指標となる新発10年物国債の352回債利回りは、日本相互証券が公表した前日午後3時時点の参照値と変わらずの0.15%で取引を開始。午後の取引終盤には0.5ベーシスポイント(bp)低い0.145%を付けた。前日は日本相互証が仲介する業者間の取引で352回債の売買が成立しなかった。

  財務省はこの日に残存期間5年超15.5年以下の既発国債を対象に実施した流動性供給入札の結果は、投資家需要の強弱を反映する応札倍率は2.93倍と、前回の同年限の入札と同水準だった。

●円上昇、米株先物やアジア株下落でリスク回避圧力-ドル112円台半ば

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  東京外国為替市場では円が上昇。中国株が反落し、米株先物や日本株が下げ幅を拡大する中、リスク回避に伴う円買いが強まった。

  円は主要通貨全てに対して上昇。ドル・円相場は朝方付けた1ドル=112円84銭から112円41銭まで円買いが進み、午後3時32分現在は112円44銭前後となっている。

  みずほ証券の鈴木健吾チーフFXストラテジストは、「政治を巡る不安が欧州や中国、中東などいろいろなところから出ており、市場の雰囲気を悪くしている」と指摘。ドル・円は株式市場の反応を見ながら「リスクを計っている」状態で、日本株が大きく下げている中で「中国株が下げるとリスクオフになりやすい」と話した。

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