ウォール街で一番ホットな市場に投資家は避難-金利上昇懸念で

  • CLOとレバレッジドローン、確定利付き資産上回るリターン
  • 変動利付き資産の需要は2019年にかけて「白熱」-JPモルガン
Photographer: Victor J. Blue/Bloomberg
Photographer: Victor J. Blue/Bloomberg

投資家はウォール街で最もホットな2つの市場に米国債市場の変動を避けるためのシェルターを見いだしている。

  米国のレバレッジドローンとローン担保証券(CLO)のリターンは、最近のボラティリティーや市場急成長への強まる懸念をよそに、他の確定利付き資産を上回っている。S&P/LSTAレバレッジドローン指数のデータによれば、レバレッジドローンのリターンはプラス4.29%。JPモルガン・チェースのデータによると、CLOの最上級格付けのトランシュは今年、プラス2.1%のリターン。

  CLOやレバレッジドローンなど変動利付き債務には金利上昇を受けて投資マネーが集まっており、借り手は両市場での大量発行に対応している。こうした動きを受けて米英の中央銀行当局者はリスク増大に懸念を表明。イングランド銀行(英中銀)のカーニー総裁は19日、レバレッジドローン市場の急成長を金融危機前のサブプライムローンに例えた。

  年初来のCLO発行は総額1077億ドル(約12兆1300億円)に上っており、2014年に記録した1240億ドルに並ぶペースになりそうだ。ブルームバーグの集計データによれば、新規のレバレッジドローンは2727億ドルに上っている。

Loans, CLOs Do Best

One-year CLO index returns beat corporate bonds, ABS, Treasuries

Source: JPMorgan, Bloomberg-Barclays, S&P/LSTA index data.

Note: Returns are one-year to October 12.

  JPモルガン・チェースのアナリスト、ピーター・アクシアバティ氏は今月11日付のリポートで、投資家は金利上昇に関連したリスクをより心配している可能性があり、変動利付き資産の需要は今後2019年にかけて「白熱した状態が続き」、レバレッジドローンとCLO市場を支えると予想した。

原題:Wall Street’s Hottest Debt an Investor Haven as Rates Rise (1)(抜粋)

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