メイ英首相に「穏健派」も不信任と報道-信任投票は当面回避か

  • 首相がEUにさらに譲歩すれば、欧州懐疑派の怒りを買うことになる
  • 追い落としに十分な批判勢力の数が集まっているかははっきりしない

メイ英首相

Photographer: Andy Rain/EPA
Photographer: Andy Rain/EPA

メイ英首相の指導者としての資質を問う与党保守党内の議論が再び活発化している。欧州連合(EU)との離脱交渉で合意を得るには、首相はさらなる譲歩を行う必要があるが、そうすれば保守党内の欧州懐疑派の怒りを買うことになる。だが、首相追い落としに十分な批判勢力の数がそろっているかは、はっきりしない。

  保守党党首の信任投票を求める文書には議員48人が署名する必要があり、投票で不信任とするには158票を得なければならない。メイ氏の退陣を望む保守党議員らは署名集めに自信を持っているものの、後者についてはそうではない。

  保守党議員委員会のブレイディ委員長だけが、既に届いている不信任文書の数を把握しているが、話すことは決してない。

  保守党のボブ・シーリー議員は「これまでのところEU離脱を巡るストーリーは煙は多いが、炎が上がることはあまりなかった。しかし、何らかの合意について議会が口を出す段階になれば、それが変わる可能性がある」と語った。

  一方、スカイニューズのベス・リグビー記者がツイートで明らかにしたところでは、保守党の匿名の「穏健派」議員の1人が、首相への不信任を表明する文書をブレイディ委員長に送ると語った。この議員は「いつも名前が挙がる」人物の1人ではなく、「声を上げない穏健派」に属する議員らが、不信任の文書を準備しているとすれば、メイ氏は明らかに危険ゾーンに入るとリグビー記者は指摘した。

原題:May Faces Critics as Risk of Rebellion Recedes: Brexit Update
Theresa May Fights Yet Another Day as Threat Recedes -- For Now
Unnamed ’Centrist’ Tory MP to Send No Confidence Letter: Sky(抜粋)

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