日本電産:7-9月営業利益は過去最高の516億円、期末配当増額

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  • 精密小型モーターなどが増益、通期計画は据え置く
  • 大西徹夫副社長は10月末で辞任、顧問就任へ

日本電産が23日に発表した7-9月期営業利益は516億円と、ブルームバーグが集計したアナリスト予想の平均519億円とほぼ同水準だった。精密小型モータ製品の好調を背景に、四半期の営業利益としては過去最高を更新した。期末配当は1株当たり50円から55円に引き上げた。

  第2四半期の純利益は412億円(市場予想400億円)、売上高は3938億円(同4092億円)だった。売上高は第1四半期と比べ2.6%増、営業利益は11%増。為替が平均レート1ドル=111.46円と第1四半期に比べ約2%円安で推移したことも増益要因となった。製品グループ別では精密小型モータと車載製品などが増益、機器装置は減益だった。

日電産社名ロゴ

Photographer: Akio Kon/Bloomberg

  営業利益で1950億円(市場予想2054億円)を見込む今期(2019年3月期)業績計画は据え置いた。日電産は積極的な企業の合併・買収(M&A)を通じ成長を続けており、ことしも米家電大手のワールプールの冷蔵庫用コンプレッサー事業、ドイツの産業ロボット部品メーカーであるMSグレスナーなどを相次ぎ買収。車載や家電向けモーターの生産能力を増強することで、2021年3月期には売上高2兆円、営業利益率15%以上を目指している。

  また、大西徹夫副社長が10月31日付で辞任することも発表した。同氏は顧問に就任する。

(業況の詳細を追記.)
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