債券ETFは2020年までに急落も、CDS購入で備え-アバディーン

英国最大のアクティブ運用者アバディーン・スタンダード・インベストメンツは、クレジット市場で近く流動性がひっ迫すると想定して武装を進めている。

  サイクル終盤のボラティリティーで換金売りが殺到する事態に備え、アバディーンは現物債よりも流動性の高い証券や、クレジット・デフォルト・スワップ(CDS)などを買い集めている。

  アバディーンの債券運用者ルーク・ヒックモア氏のポートフォリオでは、CDSの持ち高がかつてないほど積み上がっている。一方、業界の大多数とは異なり、債券ETF(上場投資信託)を敬遠している。向こう2年以内にETFが「急落」するかもしれないと危惧するからだ。

  ヒックモア氏はアバディーン本社のあるエディンバラで行われたインタビューで、「過去の急落を記憶しているほど市場に長く携わっていれば、流動性が鍵だとわかるだろう」とし、「流動性危機に対応するには、ハイイールドクレジットや新興市場のETFはあまり良くない」と語った。

  債券ETFはCDS同様、現物債に比べて短期間での売り買いが容易だ。このため債券運用者が大きく保有している。だがヒックモア氏は、多くの債券ファンドは価格が上昇し過ぎており、資金引き揚げが相次いだ時に対処が困難になるかもしれないとみている。

Liquidity Grab

CDS index volume in first half eclipses last five years

Source: Swap Data Repository, Bloomberg

Latest two CDX.NA.IG index series; 1H trading volume

原題:Bond Giant Fretting ETF ‘Blowout’ by 2020 Buys Swaps Instead (1)(抜粋)

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