きょうの国内市況(10月22日):株式、債券、為替市場

国内市況の過去の記事はこちらです。指標はここをクリックして下さい。

●日本株は反発、中国経済の改善期待で化学や食品高い-売買は低調

(記事全文はこちらをクリックしてご覧下さい)

  東京株式相場は3日ぶり反発。景気刺激策による中国個人消費の改善期待が高まり、資生堂や花王などが買われ化学がTOPIXの業種別上昇寄与度首位。ヤクルト本社やキッコーマンなどの食品株や海運株も高い。

  TOPIXの終値は前営業日比2.46ポイント(0.1%)高の1695.31、日経平均株価は82円74銭(0.4%)高の2万2614円82銭。

  T&Dアセットマネジメントの山中清運用統括部長は「中国経済は消費のパワーが出てきている。米国との貿易関係が良化していないため大きな改善は期待しにくいが、所得減税は景気の底割れを防ぐという点で一定程度の評価はできる」と語る。政策に対して中国株が素直に反応しているとし、「今まで中国経済に対する不安から売り込まれていた中国関連株にショートカバーが入った」と述べた。

  東証33業種では鉱業や食料品、化学、海運、建設、金属製品、空運など23業種が上昇。石油・石炭製品や医薬品、精密機器、ガラス・土石製品、情報・通信など10業種は下落。東証1部売買高は11億3506万株、売買代金は2兆1009億円で、ともに9月10以来の低水準。値上がり銘柄数は1216、値下がりは792。

●超長期債が下落、リスクオフ緩和や日銀オペ見直し警戒感が重し

(記事全文はこちらをクリックしてご覧下さい)

  債券市場では超長期債が下落。中国株の大幅上昇を受けて、国内市場で株高・円安が進むなどリスク回避の動きを巻き戻す展開となったことで売り圧力が掛かった。また、日本銀行が国債買い入れオペの運営を見直すとの観測も相場の上値を抑える要因となった。

  現物債市場で、20年物の166回債利回りは日本相互証券が公表した前週末午後3時時点の参照値より1ベーシスポイント(bp)高い0.69%と、新発20年物として5日以来の高水準を付けた。新発40年物の11回債利回りは0.5bp高い1.085%で推移した。一方、長期金利の指標となる新発10年物国債は午後4時現在まで取引が成立していない。このまま取引を終えると、8月29日以来の取引不成立となる。

  三井住友トラスト・アセットマネジメントの押久保直也主任調査役は、「中国株が大幅高となり、日本株やドル・円相場も上昇して、一気にリスクセンチメントが好転した。そうした外部環が金利の上昇圧力になった」と説明。また、「日本銀行の市場調節に関する懇談会を明日に控えて、オペ運営に関して微調整があるという警戒感も非常に強い」と言う。

  長期国債先物市場で中心限月12月物は前週末比1銭高の150円23銭で取引を開始。一時は150円24銭まで上昇し、午前の取引序盤は底堅く推移した。午後に日経平均株価が上昇に転じると150円18銭まで下落し、結局は3銭安の150円19銭で引けた。

●ドル・円が小幅上昇、日本株・中国株高追い風にドル買い・円売り

(記事全文はこちらをクリックしてご覧下さい)

  東京外国為替市場のドル・円相場は小幅上昇。米国株先物が上昇に転じたことや中国株や日本株などアジア株も上昇したことを受けて、ドル買い・円売りがやや優勢となった。

  午後4時45分現在のドル・円は前週末比0.2%高の1ドル=112円73銭。午前に112円35銭まで下落した後は、水準を切り上げ、午後には一時112円77銭と10日以来のドル高・円安水準を付けた。

  大和証券投資情報部の石月幸雄シニア為替ストラテジストは、「朝方、米国株先物が下がっていたが、それが中国株の上昇につれて買い戻しが入ってきて、それを見ながらドル・円相場が動いている感じ。米金利も淡々と上がってくるだろう。今くらいのリスクセンチメントではなかなかドル安・円高にはならない」と指摘。「M&A絡みなど日本の実需系のドル買い手当の玉もあるだろうし、資源価格もじりじり上がっているので輸入のドル買いも根強い。111円台はドル買い注文びっしりで、下に行くのは簡単ではない」と述べた。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE