ついに到達、日米欧のインフレ回復は現実だ-モルガン・スタンレー

  • コアインフレ率、日欧は米国よりも「顕著な上昇」に
  • インフレリスクは特に米国で上方向に傾いている
Photographer: Keith Bedford/Bloomberg
Photographer: Keith Bedford/Bloomberg

日米欧の金融当局が10年近くも追い求めていたインフレが、遂に現実のものになり始めた。金融危機からのい時間がかかった回復を経て、物価がやっと上昇し始めた。

  いわゆる「G3」経済のコアインフレ率は1.4%(年ベース)と危機後の最低水準(1.1%)から回復し、さらに上昇する見込みだとモルガン・スタンレーのチーフエコノミスト兼グローバル経済責任者チェタン・アーヤ氏がリポートに記した。日本と欧州は米国よりも「顕著な上昇」が見られるだろうとも予想した。

  「賃金上昇に弾みがついていることが、インフレ上昇への自信を深めている」と指摘し、インフレ加速の理由としてマクロ経済環境の変化も挙げた。

  モルガン・スタンレーによれば、G3経済は潜在成長率を上回る成長を続け、将来のインフレ加速につながる見通しで、中央銀行が突然のインフレ上昇によって不意打ちを受ける現実的なリスクがある。インフレリスクは特に米国で上方向に傾いていると論じた。

Grinding Higher

Core inflation starts to pick up pace in G-3; Morgan Stanley sees more gains

Sources: U.S. Bureau of Economic Analysis, Eurostat, Japan Ministry of Internal Affairs and Communications

Note: Dotted lines track toward Morgan Stanley forecasts for 4Q2019

原題:It’s Finally Here: Inflation Creep Is Real, Morgan Stanley Says(抜粋)

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