ドル・円が小幅上昇、日本株・中国株高追い風にドル買い・円売り

更新日時
  • ドルは一時112円77銭と10日以来のドル高・円安水準
  • ドル・円、中国株上昇受けた米国株先物上昇転換みながら-大和証

東京外国為替市場のドル・円相場は小幅上昇。米国株先物が上昇に転じたことや中国株や日本株などアジア株も上昇したことを受けて、ドル買い・円売りがやや優勢となった。

  22日午後4時45分現在のドル・円は前週末比0.2%高の1ドル=112円73銭。午前に112円35銭まで下落した後は、水準を切り上げ、午後には一時112円77銭と10日以来のドル高・円安水準を付けた。

  大和証券投資情報部の石月幸雄シニア為替ストラテジストは、「朝方、米国株先物が下がっていたが、それが中国株の上昇につれて買い戻しが入ってきて、それを見ながらドル・円相場が動いている感じ。米金利も淡々と上がってくるだろう。今くらいのリスクセンチメントではなかなかドル安・円高にはならない」と指摘。「M&A絡みなど日本の実需系のドル買い手当の玉もあるだろうし、資源価格もじりじり上がっているので輸入のドル買いも根強い。111円台はドル買い注文びっしりで、下に行くのは簡単ではない」と述べた。

  22日の日経平均株価は3営業日ぶりに反発。前週末比0.4%高の2万2614円82銭で取引を終えた。中国上海総合指数は一時4.9%高の2675.406まで上昇した。米長期金利はこの日の時間外取引で一時2ベーシスポイント(bp)高の3.21%程度を付けている。

  ユーロ・ドル相場は同時刻現在、0.2%高の1ユーロ=1.1540ドル。一時は1.1550ドルと17日以来のユーロ高・ドル安水準を付けた。

  しんきんアセットマネジメントの加藤純チーフマーケットアナリストは、「安心材料としてはいったんイタリアの格下げで悪材料が出て、見通しが安定的ということで、ここからすぐ下がらないだろうということ」と分析した。   

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