イタリアのサルビーニ、ディマイオ両副首相が対立解消-EUに回答へ

  • 両副首相は租税恩赦を巡る問題で合意に達した
  • 伊予算案を批判するEUの書簡に回答すると両副首相

イタリアの右派政党「同盟」の書記長を務めるサルビーニ副首相兼内相と、反エスタブリッシュメント(既存勢力)政党「五つ星運動」の党首であるディマイオ副首相兼経済発展相は20日、両党の連携にきしみを生じさせていた問題で合意に達したと表明した。同国の予算案を批判する欧州連合(EU)の書簡に対し、論拠をより良く説明する返答を送付するつもりだと述べた。

イタリアのディマイオ副首相(左)とサルビーニ副首相

フォトグラファー:Elisabetta Villa / Getty Images

  サルビーニ氏は閣議後、「ようやくわれわれは奇妙で理解し難い2、3日を終えた」と記者団に語った。ディマイオ氏は、連立政権は団結しており、EUに対し論拠の説明に努め、ユーロ圏やEUを離脱する意図はないと言明した。

  20日の閣議のためサルビーニ氏は急いでローマに戻った。これに先立ち、ディマイオ氏が消極的ながらも同意した当初の租税恩赦案の内容をサルビーニ氏の同盟が密かに緩和させたとディマイオ氏が批判し、連立が危機にひんしたとの臆測が流れていた。

  イタリア連立政権は、先週のEU首脳会議で予算案を批判され、19日にイタリア債利回りが5年ぶり高水準となるなど、あらゆる方面から集中砲火を浴びている。EUの行政執行機関、欧州委員会はイタリアに対し、22日正午までにEU予算ルールからの「明白な大幅逸脱」を説明するよう求めている。

原題:Italian Populists Settle Disputes, Prepare to Answer EU Letter(抜粋)

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