イタリア金融市場、安心感広がる見通し-ジャンクへの格下げ懸念後退

イタリアの国債と株式、また欧州の他の周辺国の国債は22日に上昇する可能性がある。米格付け会社ムーディーズ・インベスターズ・サービスの格付け発表を受け、ジャンク級(投機的格付け)への引き下げに対する当面の脅威が取り除かれた。

  ムーディーズは19日、イタリアの信用格付けを従来より1段階引き下げて「Baa3」とした。これは投資適格級で最も低い水準。財政力への懸念と構造改革の行き詰まりを理由に挙げている。ただ格付け見通しを「安定的」としたことで、市場に安心感を与える可能性が十分にある。イタリア国債は今月に入り急落し、10年債利回りは2014年以来の高水準に上昇した。

  ソシエテ・ジェネラルのユーロ圏金利戦略責任者、キアラン・オヘーガン氏は電子メールで、「これは考えられる中で最も穏やかな格付けの動きで、市場に安心感をもたらすだろう」とコメント。「不確実性は取り除かれた。堅調な上昇という見返りがあってしかるべきだ」と指摘した。ムーディーズの格付けを受け、オヘーガン氏はイタリア国債の買いを推奨した。

原題:Italian Markets Set for Relief as Risk of Junk Rating Ebbs (1)(抜粋)

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