イタリアの格付け、投資適格の最低水準に下げ-ムーディーズ

  • 財政力への懸念と構造改革の行き詰まりを理由に挙げた
  • S&Pも26日にイタリアの格付け見直しについて発表する予定

米格付け会社ムーディーズ・インベスターズ・サービスは19日、イタリアの信用格付けを従来の「Baa2」から1段階引き下げ、投資適格級で最も低い「Baa3」にしたと発表した。財政力への懸念と構造改革の行き詰まりを理由に挙げている。格付け見通しは「安定的」。

  ムーディーズは発表資料で、格付け引き下げの第一の要因は「最近発表された財政戦略が大きくシフトし、今後3年間、財政赤字が当初の想定に比べてかなり高くなる見通し」であることだと指摘。「政府の経済計画は短期的には成長を支えるが、さえないイタリアの成長パフォーマンスを持続可能なベースで改善する首尾一貫した改革計画とはならない」と説明した。

  ムーディーズは8月、イタリア政治の方向性を「さらに見極める」必要性があるため、5月から始めた同国の格付け見直し作業を延長すると表明していた。S&Pグローバル・レーティングは10月26日に同国の格付け見直しを発表する予定。フィッチ・レーティングスは8月、同国の格付け見通しを「安定的」から「ネガティブ(弱含み)」に引き下げた。

原題:Italy Cut to One Step Above Junk by Moody’s in Wake of Bond Rout(抜粋)

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