【米国株】S&P500横ばい、国際情勢が上値抑制

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  • ハネウェルが米中摩擦の影響でコスト増の可能性警告
  • サウジ情勢の緊張でNY原油は3日ぶり反発
A trader works on the floor of the New York Stock Exchange. Photographer: Victor J. Blue/Bloomberg
Photographer: Victor J. Blue/Bloomberg

19日の米株式市場ではS&P500種株価指数が一時の上げを失い、ほぼ変わらずで引けた。週末を控え、企業業績とくすぶる地政学的緊張を見極めたいとのムードが広がった。

  • 米国株はS&P500種がほぼ変わらず
  • 米国債は下落-10年債利回り3.19%
  • NY原油は3日ぶり反発-サウジ巡る緊張で
  • NY金は小幅反落-週間では3週連続上昇

  S&P500種株価指数は週間ベースでもほぼ変わらずで終え、200日移動平均線付近にとどまった。19日は一部企業の決算発表を受け、一時は前日比1%超上げたが、関税措置が企業の利益率を一段と縮小させるとの懸念が強まり、上昇の勢いが弱まった。ハネウェル・インターナショナルは決算発表後の電話会議で、米中による関税引き上げでコストが大幅に膨らむ可能性を指摘。ボーイングやキャタピラーも連れて安くなった。

  S&P500種は前日比0.1%未満の下げで2767.78。ダウ工業株30種平均は64.89ドル(0.3%)高の25444.34ドル。ナスダック総合指数は0.5%安。テクノロジー銘柄への圧力はなお続いており、ナスダックは週間ベースで3週連続の下げとなった。米国債市場では10年債利回りが1ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇の3.19%。

  アンプリファイETFsのクリスチャン・マグーン最高経営責任者(CEO)は、米金融当局が利上げをどの程度積極的に進め、それが景気後退を招く可能性がないかという点と、関税を巡る不透明感が市場を覆っていると指摘した。

  ニューヨーク原油先物相場は3日ぶりに上昇。サウジアラビア反体制派ジャーナリストのジャマル・カショギ氏失踪事件を受け、同氏が殺害されたなら「非常に重大な」結果を招くとトランプ米大統領が18日に述べたことに反応した。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物11月限は47セント(0.7%)高の1バレル=69.12ドルで終了。ロンドンICEの北海ブレント12月限は49セント上げて79.78ドル。

  ニューヨーク金先物相場は小幅に反落。週間ベースでは3週連続上昇。株式相場の大幅な変動や中東情勢の緊張などで、避難先として金の需要が高まった。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物12月限は0.1%安の1オンス=1228.70ドルで終了した。

原題:Stocks Edge Lower as Treasuries, Greenback Fall: Markets Wrap(抜粋)
 Oil Climbs as Saudi Isolation Grows Over Missing Regime Critic(抜粋)
 PRECIOUS: Gold Set for Longest Run of Weekly Gains Since January(抜粋)

(第3段落にナスダックの情報を追加して更新します.)
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