ノーベル賞のローマー教授:次の金融危機への不安、投資を抑制

次の金融危機がやってくるという不安が投資活動を下押ししつつある。2018年のノーベル経済学賞受賞者のポール・ローマー米ニューヨーク大学教授が指摘した。

  世界銀行でチーフエコノミストを務めた経験もあるローマー教授はブルームバーグテレビジョンで、投資家は成長を追求するよりも相場下落時に自らを守るため流動性確保を優先するとの見方を示した。

  ニューヨークで19日行ったインタビューでローマー教授は、「流動資産がかなり増えている一方で、機械やインフラ、生活の質を真に向上させる物への投資は非常に少ない。次の危機が訪れるとの見通しが、その一因の可能性がある」と指摘。投資後にその「売却を迫られることにならないよう、大量の流動資産を持ち続けたいと思っている」と分析した。

  同教授は「次の金融危機がくるのは、ほぼ間違いない」とし、「それがいつかは分からないが、再び起きるだろう」と述べた。

ブルームバーグTVで話すポール・ローマー教授

デイブレイク:アメリカ。 "(出典:ブルームバーグ)

原題:Nobel Winner Romer Sees Fear of Next Crisis Stifling Investment(抜粋)

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