テスラ、「大規模な」サプライチェーン混乱の恐れ

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A battery pack stands on a trolley as Tesla Model X sports utility vehicles (SUV) sit in cradles during assembly for the European market.

Photographer: Jasper Juinen/Bloomberg
Photographer: Jasper Juinen/Bloomberg

テスラの株価下落を見込む空売り投資家のファーミ・クアディール氏は、テスラのサプライヤーの一部が支払いを受けていないため、サプライチェーンが大きく混乱するリスクがあると指摘した。

  サフケット・キャピタルの創設者で最高投資責任者(CIO)のクアディール氏は、カナダの製薬会社バリアント・ファーマシューティカルズ・インターナショナル(現ボシュ・ヘルス・カンパニーズ)の空売りで成功したことで知られる。サフケットでは、テスラの一部サプライヤーが破産法適用を申請すると見込んでおり、多くの部品の調達を単一業者に頼っているテスラには特にリスクが大きい、とクアディール氏は話した。

  クアディール氏はブルームバーグテレビジョンとのインタビューで「大規模なサプライチェーン混乱のリスクに直面した際、顧客との約束を果たす上でのテスラの能力を疑問視している」と述べた。「危機管理計画がほとんどなく、ここ数週間から数カ月にかけてサプライチェーン担当部署の幹部が数名、退社したことも認識している」と指摘した。

  テスラの広報担当者は、クアディール氏の発言に関するコメントを控えた。19日の米市場でテスラ株は一時、前日比3.7%安となった。

  クアディール氏はサプライヤーは特定しておらず、テスラのサプライチェーン担当部署での幹部退社についても詳細を語らなかった。ブルームバーグ・ニュースは先月、グローバル供給管理担当副社長のリアム・オコナー氏が退社したと報じた

  テスラの6月末時点の手元資金は22億ドル(約2480億円)だが、買掛金は30億ドル超とそれを上回った。同社は7月にサプライヤーに宛てた文書で、同社黒字化支援のために部品の支払いの一部を返金するよう要請した。

原題:Tesla Short Warns of ‘Massive’ Supply-Chain Disruption Risk (1)(抜粋)

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