株式と債券の意地の張り合い、スマートマネーが向かうのは債券

  • 米金利と株価が同じタイミングで高値付けるのは異例-ラムゼー氏
  • 債券利回りと株価が同時に高くなると債券の買いシグナル

株式市場と債券市場の勝負なら、勝つのは債券だ。少なくとも、最近のように両市場がしのぎを削っている時はそうだ。

  最近の株式相場下落が始まる前の9月終わりごろ、10年物米国債利回りが52週ぶりの高水準に達したのと同時にS&P500種株価指数が過去最高値を更新した。こうした動きは異例で、過去には投資家に転換点を示してきたとロイホルト・グループのダグ・ラムゼー最高投資責任者(CIO)は指摘する。

  世界で最も資金が集まる2つの市場からのシグナルをどう読むべきか、ウォール街は頭を悩ませている。しかしラムゼー氏によれば、株価と利回りが同時に高くなる時、それはほとんど常に、債券にとっての包括的シグナルだ。恐らくは、高い債券利回りが成長を抑制する力は株高が成長を押し上げる力より強いからだと同氏は言う。債券と株式が「同時に高値を付けるこうした状況は、債券の買いシグナルとして機能してきた。利回り上昇には景気を減速させる十分な力があるからだ」と解説した。

  これまでの平均では、金利と株価が同じタイミングで52週高値を付けると、利回りはその後の半年に40ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下し、株価はほぼ横ばいとなっていた。

原題:When Stocks and Bonds Clash, the Smart Money Bets on Treasuries(抜粋)

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