日鉄住金物産も起債見送り、丸紅に続いて-5、10年で200億円予定

  • このタイミングでの起債を見送る、と主幹事の1社の野村証券
  • 丸紅も18日、10年債で100億円の発行を見送りを明らかに

鉄鋼や食糧事業を手掛ける商社の日鉄住金物産が社債の発行を見送る。前日の丸紅に続く商社銘柄の起債取りやめになる。

  日鉄住金物産はこのタイミングでの起債を見送る、と主幹事の野村証券が資料で19日明らかにした。当初は主幹事に野村、みずほ、大和、SMBC日興の各証券を指名、5、10年で計200億円の社債を発行すると12日表明していた。利率といった発行条件は10月下旬に決定する予定だった。日鉄住金物産の吉永茂弘・資金部長は、市場環境や社内の諸事情を踏まえ延期を決断したとして、今後は未定としならがら「市場環境などをみながら年限やタイミングを引き続き検討する」と話した。

  商社では丸紅が18日、10年債で100億円の発行を見送ることを明らかにしていた。10月中の発行条件決定を予定していたが、主幹事の1社のみずほ証が「このタイミングでの起債を見送る」と資料に記した。

  起債市場では最近、商社の三菱商事の新発社債について投資家を含む6人の関係者が一部引受会社で売れ残りが生じていると明らかにした。発行額が当初の300億円から400億円に増額されたのが響いたとしている。各主幹事は売れ残りを否定、事務主幹事の三菱UFJモルガン・スタンレー証券の池崎陽大投資銀行本部デット・キャピタル・マーケット部長も「売れ残ったという事実はない」と説明した。

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