米ダウ・デュポンの株価下落-農業事業の評価損46億ドル計上

  • 農薬・種子市場の低迷を反映-ブラジル・レアル安も痛手
  • 来年6月に会社を3分割し農業事業部門を分離する計画

ダウ・デュポンは18日、農業事業の資産評価額を46億ドル(約5160億円)引き下げたことを明らかにした。これを受け、同社の株価は時間外取引で下落した。同社は来年6月1日に会社を3分割し、農薬や種子を販売する農業事業部門を切り離す計画。

  当局への届け出によると、今回の評価損計上は、昨年のダウ・ケミカルとデュポンの統合でダウ・デュポンが誕生した以降の農産物市場の弱さを反映している。作付面積の減少や製品登録の遅れは、売り上げ成長がより鈍くなることを意味し、中南米におけるトウモロコシから大豆へのシフトも利益を圧迫する要因になるという。

  米トランプ政権の関税に対抗して中国が米国産大豆に報復関税を課したことから、ブラジルの農家はトウモロコシを減らし大豆の植え付けを増やしている。主要市場であるブラジルの通貨安もダウ・デュポンの農業事業の重しとなっている。

  同社の株価は時間外取引で一時5.1%安の55.60ドルを付けた。

  ダウ・デュポンの農業関連資産の時価が簿価を上回っているため、今回の評価損は7-9月(第3四半期)の業績には響かないと、同社は別の届け出で説明した。

  同社はさらに、分離後の社名が「コルテバ・アグリサイエンス」となる農業部門の登録書類を米証券取引委員会(SEC)に提出したと発表。同部門を6月1日に分離する計画に変わりないとした。

原題:DowDuPont Tumbles After Taking $4.6 Billion Charge at Farm Unit(抜粋)

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