米ペイパル、7-9月利益は市場予想上回る-ベンモ収益化に前進示唆

  • 10-12月期の売上高見通しを引き上げ-市場予想とほぼ水準
  • 決算発表後の時間外取引で一時9.5%上昇した

ペイパル・ホールディングスの7-9月(第3四半期)決算では利益が市場予想を上回った。モバイル決済アプリを使った個人間送金サービス「ベンモ」の収益化に向けて同社が前進していることを示唆するものだ。

  7-9月期の調整後1株利益は58セントと、アナリスト予想の54セントを上回った。売上高は14%増の36億8000万ドル(約4100億円)。アナリスト予想は平均で36億7000万ドルだった。

  ペイパルは10-12月(第4四半期)の売上高見通しを42億-42億8000万ドルに引き上げた。これはアナリスト予想とほぼ同水準。通常取引で3.3%安で引けた株価は、決算発表後の時間外取引で一時9.5%上昇した。

  スマートフォンを巧みに使いこなす人たちの間で人気のベンモからペイパルは利益を確保しようと取り組んでいるが、まだ黒字化していない。 6月にペイパルはベンモ向けのデビットカードを投入。デビットカードから同社は手数料を徴収できる。

  ダン・シュルマン最高経営責任者(CEO)は決算発表後の電話会議で、「ペイ・ウィズ・ベンモ」の先月のアクティブ利用者数が前月比185%増えたと説明した。

  ペイパルはベンモのアクティブ利用者数を公表していないが、取引の伸びは頭打ちになっている。このアプリを利用した取引高は7-9月期に167億ドルと、前年同期比78%増となったが、4-6月(第2四半期)も同じ伸び率だった。ペイパルのサービス全体での取引高は1430億ドルと、24%増えた。

原題:PayPal Profit Beats Estimates, an Encouraging Sign for Venmo (1)(抜粋)

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